Ambition of TABACYA1
ince 21 SEP. 1997
コラム

男のしぐさ

こないだ女友達と「男の人のどんなしぐさが好きか」という話題で盛り上がった。

ある人は「ネクタイの結び目をつかんで左右にぐいぐいと引っ張ってゆるめるしぐさ」が好きと言い、ある人は「歩いてるとき、さりげなく車道側にまわってくれる」「車をバックするとき助手席の背もたれのうしろに手をまわしながら片手ハンドル」などなど。

賛同するものもあれば、「えー」と批判がおこったり、十人十色です。

このあいだの『週刊SPA』で「女が萌える男のしぐさ」という特集があり、これが面白かった。

先出のようなしぐさはもちろんあったし、すべてが図解付きでいちいち「なんとか萌え〜」というコメント付きで笑えた。たとえば、

・電車のつり革のリングではなく上の鉄棒の方をにぎりながら文庫本を読んでいる(つり革萌え〜)

・朝、片方の肩に受話器をはさみながらメールチェック(肩電萌え〜)   

などなど。他にもいっぱいあったが忘れた。

ちなみに私はというと・・・

少し昔「なんとかフェチ」という言葉が流行りましたよね。それでいうと私は「声フェチ」でして、低めの軽快なしゃべり口にいつも心奪われそうになります。

例えばこないだ飛行機に乗った時の機長のアナウンスが素敵だったのです。

「皆様、これから当機は気流の荒れているところを通過します。どうぞご着席になり、シートベルトをしっかりとお締めになってください。客室乗務員も全員着席。Ladies and Gentlemen・・・」

声が素敵だったのに加え、「・・・客室乗務員も全員着席。」という終わり方が簡潔で何ともかっこよかったのです。そしてかつ、乗客だけでなく客室乗務員のことも気遣う優しさも感じ取ったのです。

まあしかし、そんなことで「かっこいー」と騒いでも恥ずかしいので黙っていたのですが、そのとき隣に座っていた友人が

「今日の機長さんってどんなひとなのかなぁ・・・」

とつぶやいたので、その機長さんは声フェチの私でなくても素敵だったのでしょう。

どうでしょうか、お分かりいただけましたか??

コラム情報
タイトル
男のしぐさ
コラムニスト
アピラ
掲載日
2006/7/31
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