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ince 21 SEP. 1997
コラム

丑に鰻と梅干しと

今年は、「夏土用の丑の日」が2回(7/22と8/3)ある年です。(このあたりの詳しい解説は、ここを参照して下さい。)まあ、だからと言って2回「うなぎ」を食べる家庭は少ないでしょうけど。

だけど、元々何故「夏土用の丑の日」に「うなぎ」を食べる様になったのでしょうか?有名なのは「平賀源内」が、夏に売れ行きの落ちる「うなぎ」を売るために考えた「キャッチコピー」だと言うのが通説ですが、元々は「夏土用の丑の日」に「う」のつくものを食べる風習があったそうです。

ということは、別に「牛肉」でも「梅干し」でも「うどん」でも良いわけです。実際、油がのって美味しそうな「うなぎ」のイメージがすり込まれている訳ですが、実は「うなぎ」の「旬」は、秋から冬にかけてです。(冬眠前に身に養分を蓄えるから、油がのって美味しい。)

もう一つ「鰻」にまつわる話では、食い合わせがよく言われます。「鰻」と「梅干し」を一緒に食べたら「お腹を壊す」とか。でも、こちらも何も根拠がありません。「鰻」も「梅干し」も昔は高価であったため、それを一緒に食べる様な「贅沢」を戒めたものでは無いかと言われています。でも実際は「梅干し」の「酸」が消火をを助け、非常に相性の良い食べ物だそうです。

さて、今年もがっつり「鰻重」いただきましょうかね。「梅干し」と共に。

コラム情報
タイトル
丑に鰻と梅干しと
コラムニスト
TABACYA1
掲載日
2013/7/22
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