Ambition of TABACYA1
ince 21 SEP. 1997
コラム

スクーバ・ダイバーへの道(海洋実習編)

いよいよ海洋実習当日、お天気は快晴で波もおだやかでベストコンディションです。私自身のコンディションもばっちり(ちょっと緊張気味ですが)です。

今日、オープンウォーターの海洋実習を受けるのは私を含めて10人。2チームに分かれての実習となります。中には、フルセット(ダイビング中に使うウエイト以外の器材全部)を揃えて参加している人もいます。すごい・・・。

器材のセッティングを終えたらブリーフィング(これから行く海の事や海中で行うスキルの確認)です。どんどん緊張が高まってきました。

さあ、いよいよ出発です。いつもより多めのウエイト(プールよりも海は沈みにくいので)を付けて器材をしょったら出発です。しかしこれが重い・・・。いつもはプールサイドで器材をしょってすぐにドボンと飛び込むだけなので、こんなに歩いた事がなかった。やっとの思いでビーチにたどりついてフィンをはこうと思ったら波にあおられて、あっちフラフラ、こっちフラフラで思うようにいきません。もう海に入るまでにヘトヘトです。

それでも海に泳ぎ出したらこっちのもんです。地上ではあんなに重かった器材も水中ではまったく重さを感じません。まだまだ素人なので、優雅にスイスイとは言えませんけど水の中は快適です。

と、遊んでばかりではいけません。今日は実習に来ているのでした。次々と出される課題を一つずつ確実にこなしていきます。プールで沢山練習しましたのでレギュレータクリアやマスククリアはお手の物です。器材脱着では、インストラクターの助けを借りてしまいましたけどなんとか無事に終了です。

ビーチに戻ってエキジットしたらとたんに器材の重さが・・・。疲れた体にこの重さはきつい。おまけにここからクラブハウスまで歩いて戻らないといけません。きついのはみんな同じ様で、帰りはみんな無口です。インストラクターだけがものすごく元気でした。インストラクターって技術もすごいけど体力もすごいです。私にはとても無理ですね。(笑)

夜のログ付け(潜った海の状況、水深や水温とか潜っていた時間をダイビングの記録としてノートに付けておきます。これがダイバーの履歴書になります。)で、インストラクターから、あそこにこんな魚がいたとか地形がどうとか色々と教えて貰いました。(もちろん水中にいたときも教えてくれていましたよ。)でも、実際あんまり覚えていません。まだまだダイビングを楽しめていなかったのかも知れません。でも2本目に潜ったときは少し余裕が出来ていたのか、魚や珊瑚を見る事が出来ました。そしてその時思ったんです。

「そうだ、これを見るために練習してたんだ。」って

で、この日2本、翌日に2本の海洋実習を終え無事に「オープンウォーターダイバー」になることが出来ました。まだまだ新米ダイバーですけど、これからどんどん潜っていきたいと思います。どっかの海で出会ったら迷惑掛けるかも知れませんけど、長い目で見て下さいね。

結構楽しい「スクーバ・ダイバーへの道」でしたけど、最初は不安で一杯でした。そんな私にインストラクターが最後に言ってくれました。

「よく頑張りましたね。素敵なダイバーになって下さい。そしてダイビングをやめないで下さい。いつまでも、年を取っても続けられる趣味ですから。これからずっとダイビングを楽しんで下さいね。」

やめませんよ。ええ、やめませんとも。だってこんなに苦労してとった「Cカード」ですからね。これからは沖縄の海でダイビング三昧だ〜

コラム情報
タイトル
スクーバ・ダイバーへの道(海洋実習編)
コラムニスト
Key
掲載日
2008/6/9
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